「AGA治療で後悔することはある?」
「AGA治療はやめたらどうなる?」
と、気になっている方も多いのではないでしょうか?
AGA治療で後悔する理由のひとつとして、治療効果を実感できないことが挙げられます。
せっかくAGA治療を開始しても後悔する方がいるので、その理由や対処方法を事前に確認することが大事です。
そこで当記事ではAGA治療で後悔する理由とその原因、治療で効果がないときの対処方法について解説します。
- AGA治療で後悔する理由
- AGA治療で後悔しないための対処方法
- AGA治療に関するよくある質問
AGA治療で後悔する理由は治療効果を実感できなかったから
AGA治療に取り組んでも後悔するケースがありますが、主な理由は治療効果を実感できないことです。
AGA治療で後悔する理由は以下の4つです。
- 治療効果を実感できない
- 初期脱毛による一時的な抜け毛
- AGA治療薬による副作用の発症
効果を実感できなかったり、副作用を発症したりとAGA治療で後悔する理由は様々です。
後悔のない治療をするためにも、AGA治療で後悔してしまう理由を知っておきましょう。
初期脱毛により一時的に抜け毛が増えてしまった
AGA治療の後悔の理由として、一時的な抜け毛が挙げられます。
AGA治療を始めると、初期脱毛が起こり一時的に抜け毛が増える期間があります。
初期脱毛はAGA治療薬を使用し始めて2週間後から1ヶ月後あたりに起こりやすい症状で、2ヶ月程度で収まることが多いです。
また、AGA治療における初期脱毛は副作用ではなく、薬の効果が十分に得られている証拠です。
発毛作用が期待できるAGA治療薬は、常にヘアサイクルを正常にしようと働きかけ、休止期の古い毛髪が抜け落ちることが初期脱毛となるのです。
この初期脱毛によって「AGA治療を始めたのに抜け毛が悪化している!」と不安に思うことから、AGA治療を後悔することがあります。
AGA治療薬による副作用が発症した
AGA治療薬による副作用の発症により治療を後悔する方もいます。
AGA治療薬には内服薬と外用薬があり、それぞれで副作用を発症する可能性があります。
副作用の症状の一例 | |
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内服薬 | ・性欲減退 ・勃起不全 ・精液量減少 ・肝機能障害 ・抑うつ状態 |
外用薬 | ・かゆみ ・かぶれ ・湿疹 ・ふけ ・紅斑 |
内服薬の副作用は主に男性機能や肝機能などに関しての症状であり、外用薬は塗布部分の炎症が起こりやすいです。
また、光治療の場合は、頭皮の乾燥などの肌トラブルを引き起こす場合があります。
このようにさまざまな副作用を発症する可能性を考えると、AGA治療に対して不安に思い、実際に発症すると後悔するケースもあるでしょう。
しかし、副作用を発症する確率は1〜5%程度であり、過度に心配をする必要はありません。
参考:男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017 年版(P2766)
副作用の発症を完全に防ぐことは難しいものの、内服薬や外用薬を正しく使えば副作用の発症に対策できるので、必要以上に恐れず治療を継続しましょう。
継続的な治療により費用が高くなった
AGA治療で後悔する理由として、継続的な治療により費用が高くなったことが挙げられます。
AGA治療の費用は治療方法によって異なりますが、内服薬と外用薬を併用すると月々数万円程度の出費になることがあり負担に感じる方もいるものです。
費用の負担が大きくなり、さらに効果を感じない場合は「費用をかけたのに」と後悔することも考えられます。
AGAクリニックによっては他院よりも割高な費用となる場合もあるため、複数のクリニックの料金を比較して選ぶことが大事です。
AGAクリニックのなかには、初回(初月)の料金を抑えていたり初診料やカウンセリング料を無料にしている場合があります。
また、AGA治療をスタートして効果を感じられるようになると、治療内容を絞ることが可能であり、費用の削減にもつながるでしょう。
AGAクリニックの選び方に気をつけたり治療方法を自分なりに理解したりして、費用削減ができる方法を考えてみてください。
AGA治療で後悔しないためには自分にあった方法で治療を継続すること
AGA治療で後悔しないためには、自分にあった治療方法を継続することが大事です。
具体的なポイントとして次が挙げられます。
- 治療効果を高めるために内服薬と外用薬を併用する
- 個人輸入ではなくクリニックで処方された治療薬を服用する
- 頭皮環境を整える
上記の内容をひとつひとつ実行すると、AGA治療の効果を高めて後悔せずに治療を継続できます。
それぞれの内容を確認していきましょう。
治療効果を高めるために内服薬と外用薬を併用する
AGA治療の効果を高めるために、内服薬と外用薬の併用しましょう。
AGA治療薬において内服薬はAGAの進行を抑制する効果があり、外用薬は発毛を促す効果を期待できます。
内服薬と外用薬の効果が異なるため、いずれか一方よりもAGA治療は併用すると症状の改善が見込めます。
AGAの進行を抑制する内服薬だけを使っても発毛効果が期待できず、外用薬だけではAGAの進行を食い止められないからです。
内服薬と外用薬を併用してAGAの症状を改善できれば、内服薬だけに絞って治療してもAGAの進行を抑えられます。
個人輸入ではなくクリニック処方された治療薬を服用する
AGA治療薬は個人輸入ではなく、クリニックで受診し処方された治療薬を服用してください。
個人輸入とは輸入業者を通じてAGA治療薬を購入することであり、クリニックで処方されるAGA治療薬よりも費用を抑えることが可能です。
しかし、個人輸入は偽物の治療薬が紛れていたり、万が一副作用が出た際に対処してもらえません。
一方、AGAクリニックで処方されるAGA治療薬は正規の治療薬です。
個人輸入のAGA治療薬に比べると料金は高いものの、安全性が担保されれば安心してAGA治療に取り組めます。
また、AGA治療の効果も感じやすいため、個人輸入ではなくAGAクリニックを受診して適切な治療薬を処方してもらいましょう。
参考:製薬協|偽造医薬品対策
頭皮環境を整える
AGA治療の効果を高めるために、頭皮環境を整えることも大事です。
頭皮には顔の2倍以上の皮脂が含まれており、頭皮の皮脂は時間の経過とともに毛穴を塞ぐことがあります。
皮脂が頭皮の毛穴を塞ぐと頭皮環境を悪化させ、湿疹や匂い、かゆみなどを引き起こすでしょう。
また、頭皮環境のトラブルが続くと健康な毛髪が育ちにくくなり、AGAを発症したり症状が進行したりすることも考えられます。
よって、セルフケアとして日々の洗髪や頭皮マッサージ、頭皮洗浄に取り組むことがポイントです。
AGAクリニックによっては頭皮ケアのメニューを揃えていますので、AGA治療に加えて選んでみてもいいでしょう。
食生活や睡眠不足を改善する
AGA治療で後悔しないためには、食生活や睡眠不足を改善することが必要です。
食生活の乱れや睡眠不足もAGAの進行に影響があると考えられており、それぞれを改善し健康な身体にすることが求められます。
食生活に関しては次の栄養素を積極的に取り入れてみましょう。
上記をもとにすると食事メニューでは豆腐とわかめの味噌汁、焼き魚、納豆、ご飯など和食の定番メニューは発毛に効果を期待できます。
食生活とともに睡眠不足の改善にも努めましょう。
睡眠不足を解消することで成長ホルモンの分泌を促進できます。
- 就寝の2時間前には入浴を済ませる
- 睡眠時間を90分単位に揃える
- 就寝前のスマートフォンやパソコンの操作を控える
上記に取り組み発毛を促進できる睡眠を目指しましょう。
参考:J-stage|走査型電子顕微鏡観察により明らかになった毛髪の損傷形態と栄養状態との関連
AGA治療での後悔に関するよくある質問
AGA治療を後悔する理由や効果を得る方法を解説しましたが、他にも疑問点や不明点がある方もいるでしょう。
そこで、AGA治療に関するよくある質問を4点取り上げました。
- AGA治療のデメリットは?
- AGA治療は一生継続しなければならない?
- AGA治療をやめたらどうなる?
AGA治療において多くの方が抱く疑問点や不明点をあらかじめ把握することで、納得して治療に取り組めます。
AGA治療で後悔しないためにも、よくある質問を確認しましょう。
AGA治療にデメリットはありますか?
AGA治療のデメリットは、次の内容が挙げられます。
- 効果を実感するまでに時間と費用がかかる
- 治療を継続する必要がある
- 副作用を発症する場合がある
AGA治療をスタートしてもすぐに効果を感じることは少なく、最低でも半年や1年程度の時間が必要です。
そのため、治療の効果が現れるまでにモチベーションを維持できるかがポイントになります。
AGA治療において不安なことや悩みは、医師やカウンセラーなどに相談して、モチベーション維持に努めることが大事です。
また、効果を実感する期間は個人差があり、長期間の治療を継続することで費用がかかる点もデメリットになります。
それから、AGAを完治させる治療薬は今のところありませんので、内服薬や外用薬の使用は効果を維持するために継続することが前提です。
AGA治療中には副作用を発症する可能性もありますが、その確率は1〜5%程度であり過度の心配をする必要はありません。
AGA治療は一生継続しなければいけないですか?
AGA治療は効果を得た後も継続する必要があります。
これは現状の内服薬や外用薬はAGA自体を根治できる効果がないからです。
AGA治療で効果がでても治療を続けなければなりませんが、効果が出た後は「内服薬だけ」など治療方法を絞ることでAGAの進行を防げます。
治療方法を絞れば費用を抑えることもできるため、AGA治療をスタートさせたときよりも金銭的な負担が減るでしょう。
ただし、AGA治療薬を服用中に他の疾患にかかると、治療薬の併用ができない場合があるため、その時々の状況でAGA治療を継続するかどうか判断する必要があります。
AGA治療をやめたらどうなりますか?
AGA治療をやめると徐々に効果がなくなり、最終的には治療前の状態に戻ります。
AGA治療をやめることで、数ヶ月かけて薄毛や抜け毛が目立つようになり、治療前に戻ることをイメージしてください。
現状のAGA治療は対症療法といって一時的に症状を改善する治療であり、途中でやめると薬の効果が切れていきます。
また、AGAは遺伝や加齢、栄養不足、ストレスなど様々な要因が絡み合って発症する点も完治が難しい原因です。
治療によってAGAの症状が改善した後も、継続的な治療により効果を維持する必要があります。
参考:国立国語研究所|25.対症療法(たいしょうりょうほう)
AGA治療は保険が適用されますか?
AGA治療でかかった費用は保険適用外(自由診療に該当)であり、全額自己負担となります。
AGA治療が保険適用外になる理由は、AGA治療をしなくても命に危険が及ぶ心配がないからです。
AGAを発症すれば不安な気持ちになりますが、健康に大きな被害を及ぼす心配がないため、多くのケースで保険適用外となります。
ただし、抜け毛や薄毛の原因が頭皮の炎症であれば保険適用の可能性が高いです。
円形脱毛症や抜け毛症、接触性皮膚炎などと診断された場合の治療は保険適用となるため、自己判断をせずに医師に相談しましょう。
参考:公的保険アドバイザー協会|知っておきたい健康保険の対象にならない費用
まとめ
AGA治療で後悔する理由は初期脱毛や副作用の発症など、治療効果を実感できないケースが考えられます。
しかし、いずれのケースも対策を検討して正しい治療を継続することで改善が可能です。
今回はAGA治療で後悔しないためのポイントを紹介しました。
- 内服薬と外用薬でAGA治療の効果を高める
- クリニックで処方してもらった治療薬を使う
- 頭皮環境を整えてAGA治療薬の効果を高める
上記を再度確認して、AGA治療で後悔しないように取り組みましょう。