コラム記事

円形脱毛症でやってはいけないこと

円形脱毛症は自己免疫疾患の一種であり、突然円形または楕円形、重症の場合には全頭に及んで脱毛が発生する疾患です。

円形脱毛症は老若男女問わず発症します。

発症した場合、適切なケアと治療が重要ですが、同時に避けるべき行動もあります。

ここでは、円形脱毛症でやってはいけないことについて詳しく説明します。

【監修】
リバイブAGAクリニック院長 内富 一仁
リバイブAGAクリニック総院長 内富 一仁

東北大学卒業後、名古屋セントラル病院にて従事。その後、都内AGAクリニックにて院長を勤めた後、リバイブAGAクリニックを開院。

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1. 自己判断での民間療法

円形脱毛症が発症すると、つい自己判断で民間的な治療を始めたくなるかもしれません。

市販の育毛剤やサプリメントを試すことは一見手軽に思えますが、専門医の診断を受けずに自己判断で治療を行うことは避けるべきです。

円形脱毛症の症状は個々に異なるため、誤った治療法を選択すると症状を悪化させる可能性があります。

必ず専門の医師の診断を受け、適切な治療方針を立てることが大切です。

2. ストレス因子の放置

ストレスは円形脱毛症の直接的な原因にはなりません。

しかし、発症のきっかけになるケースや症状の悪化に関与する場合があります。

ストレスを軽視し、放置することは症状の進行を招く一因にはなり得ます。

ストレスを感じたら、積極的にリラクゼーション法を取り入れたり、趣味に時間を割いたりすることが大切です。

3. 頭皮への過度な刺激

円形脱毛症を発症している場合、脱毛部は自己免疫の攻撃を受け炎症を起こし、敏感になっています。

そのため、過度なブラッシングや洗浄力の強いシャンプーの使用など、頭皮に刺激を与える行為は避けるべきです。

優しく洗髪し、頭皮を守るために刺激の少ないシャンプーやコンディショナーを選ぶことが推奨されます。

健康な頭皮には適度な油分と水分がバランス良く残っています。

洗髪は毎日のことなので、洗浄力の強いシャンプーを使い続けることで頭皮の乾燥や新陳代謝の乱れを招くことがあります。結果、頭皮環境の悪化へと繋がります。

当院では毛髪診断士の資格を持つカウンセラーが在籍しており、日ごろのヘアケアについても診察時にアドバイス可能です。

ご相談の際は気軽にお尋ねください。

4. 過度な飲酒や喫煙

過度な飲酒や喫煙は、頭皮はもちろん健康状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

喫煙は血管収縮を起こすことで血流を悪化させ、毛包への栄養が行き届きにくくなります。

過度な飲酒は、肝臓でアセドアルデヒドという有害物資が産生されることで、それを無毒化するために大量のアミノ酸が消費されてしまいます。

アミノ酸は髪の成長を助ける重要な成分の為、喫煙同様に髪への栄養が不足してしまうことになります。

5. 乱れた生活習慣

生活習慣の乱れが直接的な円形脱毛症の原因にはなりませんが、髪の毛と心身の健康維持の為にバランスの取れた食事が欠かせません。

栄養不足は髪や心身の健康に直結し、特にビタミンやミネラルの不足は脱毛を助長する可能性があります。

バランスの取れた食事を心がけ、必要に応じて栄養補助食品を取り入れることが大切です。

髪の成長に重要な栄養素は下記の食品に多く含まれています。

栄養素多く含まれる食品
たんぱく質肉類、卵、乳製品など
亜鉛牡蠣、豚レバーなど
鉄分あさり、鶏レバー、カツオなど
ビタミンB群にんにく、レバーなど
ビタミンD魚類、きのこ類など
ビタミンEほうれん草、ナッツ類など

また、食生活の改善に加えて適度な運動を取り入れることで、血流改善や精神的リフレッシュを図ることも大切です。

6. 治らないまま放置する

円形脱毛症が治らないまま、治療も行わず放置しておくことは避けなければいけない行為です。

当院にも、数年もしくは数十年に渡って治らないままの円形脱毛症を放置していた方が診察に見えられます。

円形脱毛症は気が付いたらなるべく早く適切な治療を行うことで、予後の経過が良好に運ぶことが多いです。

しかし、円形脱毛症に気が付いてから治らないまま長期間放置していた場合は、その分改善にも時間を要するケースが多いです。

円形脱毛症に気が付いたらなるべく早く医療機関へ相談することをおすすめします。

7. 侵襲の強い治療を受け続ける

侵襲の強い治療とは、どのような治療を指すでしょうか。

例えば、円形脱毛症の患部に人工的にかぶれを起こして発毛効果を促進する「SADBE療法」や、度重なる液体窒素療法などは患部の瘢痕化(傷により頭皮が固くなること)や色素沈着などきたすことがあり、そのような状態になってしまうと毛包へのダメージも強いため、発毛自体に悪影響が出てしまう場合があります。

上記のような状態に陥った場合、以降の治療は非常に難航してしまいます。

また、ステロイドの局所注射も脂肪層の萎縮による頭皮陥没が見られることがあり、こちらも同様に以降の予後が悪くなる傾向にあります。

そのようなリスクを知らないまま、長期に渡り治療を続けてしまうと何をやっても発毛が見込めない最悪の事態を招くことも起こり得るため注意が必要です。

<瘢痕化を起こした頭皮写真>

円形脱毛症に気が付いたら早めに医療機関へ相談を

前述の通り、円形脱毛症は放置しておいても治らない場合が多い疾患です。

自然治癒の場合、脱毛が落ち着くと早めに発毛の兆候が表れますが、それが見られない場合は早めに専門医の診察を受けることが改善への近道となります。

しかしながら、円形脱毛症を専門的に診ているクリニックは非常に少ないのが現状です。

理由は、円形脱毛症が予後の推測が難しい疾患であることや、フォローアップが容易ではないことがあれられる考えています。

丁寧な経過観察や精神面でのフォローアップも時に必要となる為、チェーン展開している大手のクリニックでは一人ひとりにそのように寄り添っていくことが難しいのかもしれません。

円形脱毛症の治療は一度で完結するものではなく、長期的なフォローアップが必要です。

治療を開始したら、定期的に専門医の診察を受け、症状の進行状況や治療効果を確認することが重要です。

自己判断で治療を中断したり、自己流のケアに切り替えたりすることは避け、信頼できるクリニックでの治療を指示を受けましょう。

リバイブAGAクリニックの円形脱毛症治療

ここからは、当院で行っている円形脱毛症の治療について解説していきます。

円形脱毛症は炎症が起きていて髪が生えにくく、多くはそのまま生えてこない状態が続きます。

当院の治療は、髪の専門クリニックだからこそ出来る内容となっております。

それは、原因を抑える治療および発毛を促す治療を同時に行っていくことです。

液体窒素やかぶれ療法が行われることがありますが、特に重症例の治療としてはかなり期待値が少なく、副作用が出ることも多くあります。

当院では、ステロイドを適切な方法で注入し、原因となる炎症を抑える治療を行っていきます。

また、ステロイドだけではなく、成長因子等が配合された完全オリジナルカクテルで注入を行い、治療効果を最大限に高めます。

通常のステロイド注入の場合は皮膚陥没などのリスクがありますが、当院では注入方法を工夫することで現段階で明らかな陥没などの副作用は起きておりません。

まとめ

円形脱毛症は適切な治療とケアが大切なのはもちろんですが、同時に避けるべき行動を認識することも重要です。

自己判断での治療やストレス因子の放置、度重なる高侵襲な治療など、避けるべきことを理解し、適切な対策を講じることで症状の進行を抑え健康な髪を取り戻すための一歩を踏み出しましょう。

専門医の指導の下、正しいケアを続けることで、円形脱毛症との向き合い方が大きく変わるはずです。

リバイブAGAクリニックでは、経験豊富な医師と毛髪診断士の資格を持つカウンセラーがそれぞれのお悩みに向き合います。

お悩みの方はお気軽にご相談ください。

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